チョコちゃん・ラブラドールリトリーバー、小松市(2009)

「ドックトレーニングは共育」

 

田端さんとの出会いは、3年前である。

 

我が家に待望のラブラドール犬「チョコ」が来て7ヶ月になった頃、知り合いの紹介でトレーニングをお願いしてからである。

 

「チョコ」は東京の友人の紹介で譲り受けた犬だが、8人兄弟達の多くは警察犬訓練学校へ入るなど、早くからトレーニングをしていると聞いて、私たちも何かしなくてはと内心思いながらも、家庭で飼うのにそこまで必要であるかどうか、しかし大型犬なのである程度は必要ではないかとも考えていた。

 

そんな我々にとって、田端さんのトレーニングはBESTであったと思っている。

 

トレーニング当初、田端さんから「警察犬やコンテストに出すのであればそのようなトレーニングも必要であるが、私は一般家庭で一緒に生活しやすい犬となる為のトレーニングを目指している」と聞いた。

 

今の「チョコ」は完全とは言えないが、トレーニングの成果で、一緒に生活するうえで、苦労する事はほとんど無いと言っても良いと思う。

 

また、ドッグトレーニングは犬を訓練するのは勿論だが、飼い主も一緒にトレーニングし、飼い主たる心構えを学ぶのである事を田端さんに教えてもらったような気がする。

 

指示に従ったとき、従わなかったとき、どの様に対応すべきか、飼い主の力量もトレーニングの成果に現れると、トレーニングを受けて実感した。

 

まるで子供を育てる時と同じである。

 

犬だけがトレーニングされるのではなく、飼い主も共に育っていく「共育」である気がする。

 

最初は出来なかった指示&動作が、出来たときは本当にうれしいものである。

 

次に、合同訓練の重要性についても触れておきたい。

単独でいるときにはそうでもないが、散歩途中に他の犬とミーティングした時は、興奮してなかなか指示通りにならない事も多かったが、合同訓練では他の犬との接触経験ができる良い場だと思う。

 

最初はうちの犬だけうまく出来なかったらどうしようと、すこし敬遠がちであったが、同じ目的や考えを持った方々と一緒に集う場は、犬にとっても飼い主にとってもプラスになることが多い。

 

田端さんのトレーニングのお陰で、一緒に海水浴に行ったり、車で外出したり、部屋でくつろいだり、家族一同「チョコ」との生活を満喫している。

 

定期的トレーニングは終了したが、まだ課題も多い。これからも犬に関する情報収集も含め、田端さんにお世話になる事と思う。