我が家には、トイプードルの親子で父親のブンブン14歳と息子のコテツ12歳がいます。
息子のコテツが生まれて3~4ヶ月頃から田端さんの訓練を受けていますから、もう12年は過ぎようとしています。
テレビで訓練を受けて素晴らしく変貌を遂げる犬たちが紹介されていましたので、我が家の犬も!と意気込まなかったわけではありませんが、私は当初から2頭飼いのトラブル解消の為、犬を飼う最低限のマナー取得、ある程度の指示語でコントロールできればと思い訓練をお願いしました。
ただ、当初から今まで訓練を止めようと思ったことは一度もなく困ったことが起きるとメモを取り相談して解決してきました。
目下の悩みは、ブンブンの様子ですね。
老いによる様々な体の変化にどう向き合えば良いか、どうしたらブンブンは安心して暮らせるか、です。
両方の目は白内障になり、今はあちこちぶつかりながら感覚を頼りにご飯を食べ水を飲み
おやつがほしいときは私の足元に来ます。
あまりの健気さにおもいきり撫でてやります。
犬の老いは足から来るのか、昨年春ごろから後ろ足でうまく立てなくなったり後ろ足が交差して絡まり腰もくだけ床をはいずる始末。
初めてその場面を目にしたとき、これがあのブンブンか!?と心底悲しくなりました。
と、同時にどんなことをしても守らねばと思いました。
今では、ブンブンの背中は湾曲しまるでヒトコブラクダのようです。
止めずにきたのはこんな時の為。
訓練を続け田端さんに訓練をお願いしてきたのです。
老いは止められない。
しかし、できるだけ先送りに、できるだけストレスをなくしてあげたい、寝たきりは避けられなくてもできるだけ短く~と。
問題が多いのはブンブンなので、つい父親のブンブンの事ばかり質問していると「南出さん、コテツの事も~」と、やんわり。
そうだそうだ、と気付かせていただけるのも田端さんのフェアな感覚感性。
ですから、安心して何でも相談できます。
私たちが安心して相談できることは、ブンブンやコテツにも幸せなこと。
2頭が安心して私たちに身を任せてくれる飼い主でありたい。あり続けたい。
老々介護と軽口をたたいている昨今、紙おむつのブンブンに「しっかりしろ!」と掛け声をかけ、「コテツ、イケナイ!」とやんちゃなおっさんコテツに手を焼きながら暮らしています。